高校で特別授業PT2 多様化する時代を生き抜く為に今すぐできる4つの事

雑楽人生マチャブロ

ーNY帰りのミュージシャン、マッシーの雑楽日誌ー

まちゃ氏です。

今回は引き続き、高校で行った特別授業の内容その2です。

前回は『若者は本当に夢や目標を失っているのか?』と題して

最近の若者は夢や目標を失いつつあるという風説を検証し、多様化する時代にシステムが対応できてなくて子供達自らが学ぶことを選択して対応して行く必要があると、イントロダクションでまとめました。

 

高校特別授業pt1『若者は本当に夢や目標を失っているのか?』

 

それを踏まえて、僕自身がアメリカ生活を通して感じたことなどを軸に話していきます。

引き続きアウトラインを公開します。

多様化する時代を生き抜く為に今すぐできる4つの事

 

ーーBodyーーー

ここまでは暗い話になりましたが、ここからが重要な話です。

僕自身がアメリカ生活を通して学んだ事を踏まえて、明日から意識するべき4つの事を話します。

 

 

1.ネット時代の英語の重要性/リテラシーの強化

 

高校時代、僕も友人とほとんどの科目が社会に出て使わないよねー。

受験のためだけに頑張って勉強してて馬鹿らしいわー、って話してた記憶があります。

今思うと大馬鹿者でした。

 

皆さんは基本的に新しいもの、コトを知りたい時、学びたい時はどうしますか??(問いかける)

そうです。先ずネット検索ですよね。

 

でも解決になかなかたどり着かなかったり、有料サービスとかややこしい広告ばかりで結局メンドくさくなったって経験ないですか?

日本語だとなかなかたどり着けませんが

英語だと、よほど専門的な事でない限りほぼ答えにたどり着きます。

特にソフトウェア系を学びたいときはほぼ網羅されてます。

 

何故か?

:ネットで英語を使用する人口(役10億)対日本語(約1億)

ソースInternet World Stats (http://www.internetworldstats.com/stats7.htm) 

単純に10倍の情報量

 

:国民性とシェア感覚の違い

欧米(情報をシェアして評価を得る傾向)

日本(情報は独占して人と差をつける傾向)

:そもそもネットはアメリカで生まれてプログラム言語もローマ字である。(システムの根本的な話)

 

僕はインターネットで

ウェブサイト構築、動画編集ソフト、レコーディング技術、Adobe系ソフトウェアの操作 等々

色々学ぶことができました。おそらく日本語検索だったら習得できてません。

 

学びたいことをより短期間、無料、自分のペースで習得する可能性が一気に広がります。(有料サービスでもlyndaとかオススメです)

日本語での検索の場合、体感でいうと4、5倍時間かかるか、もしくはコンテンツが存在してない場合が多い。

これがどれだけ凄いかって、単純にラーニングスピードが急激に短縮されます。

その気になれば専門学校に通って学べるようなことも、自分次第で短期間に無料で学ぶ事ができます。

僕は25歳から英語を勉強しましたが、

今のあなた達なら容易に様々な事を習得できるでしょう。

Let’s do It !!

 

2.自分の意思を伝える事、重要性(曖昧さ回避)

 

*自分の意見を明確に持ち、伝えること。

 

日本人の短所でも長所でもある『曖昧さ

曖昧な美学、白黒つけない良さ。また、軽々しく発言しない武士道の考え方は日本特有のものです。

それは芸術などでは表現としていいかもしれない、しかし目的が明確なビジネス等においては不利に働く。

 

若い頃の僕は悪い癖がありました。

感覚が合わない人やそんなに仲良くない人に自分の考えを話すのはカッコ悪いとか、そんなに重要ではないと思ってました。

しかし世界に出ると意見を言わない人はあまり物事を考えてない人とみなされて相手にされないです。

実際僕はこれで結構悩んだ。どうせ日本人の感覚わかんねーんだろって内に入ってしまう。2年くらいは取れなかったし、直そうとしても喉から言葉が出て来ない(どう話したら頭で考えてしまう)。

そうこうしてると何かを決定する場面でもテンポが遅れて、流されてしまう。

結果、本当は嫌なんだけど仕方なくやってる。という悪い流れを作り出してしまう。

あの時もっと主張すればよかったと、後悔する。

 

働き方でいうと欧米はプロジェクト主体だ。

上司も部下も基本的にプロジェクトを遂行、成功(ビルドアップ)するのが最優先なので

意見を言わない人はむしろ無能とみなされる場合もある。

一番悪い例が

意味のない会議。

日本は曖昧さを尊重してるくせに欧米スタイルの会議をやりたがる。結果みんな決定事項を聞いてるだけ、それは一番無駄であり、無駄は悪である。

アメリカでは、小学校の頃からプレゼン教育に力を入れていて、大学生くらいになると思考と発言が瞬発的に結びついている。

僕が何故、何年も苦労したか(今でも苦労している)は、思考はあっても発言するときに脳のフィルターが(どう表現すればいいか)考えてしまうからだ。

 

思考と発言を結びつけるには日々の訓練で身につきます。

明日から意思をなるべく口に出して表現するようにしましょう。

言葉は思考であり人格である。未来作るのは行動の前に発言なのです。

 


 

3.時代を読む/今起きてることを知る

 

僕がNYにいたからだけど、情報の最先端が飛び交い、街並みも日単位で変わっていく。

その中で、世界と日本にあるギャップが見えてきました。

 

わかりやすい例で

10年前 CDショップ(タワレコ)倒産ー

7年前 大手DVD レンタルショップ(Block Buster) 倒産

なぜか?

単純にHulu,Netflix,Spotifyのストリーミングで良くなったから。

 

これで10年前の話なのに、では何故日本にはまだツタヤやタワレコジャパンが存在しているか?

不思議ですよね?。

ー生徒に聞くー

答えは

何とか誤魔化して持ちこたえてるだけです。

 

これがまさに日本は10年遅れていると言われる理由です。

10年前に本家タワレコが潰れてタワレコジャパンは具体的な対策は何も打たなかった。

日本じゃまだCDは売れる。ポップを作って頑張ればまだいける。と信じてね。

 

でも近い将来的にどうなるかは小学生でもわかる。

昔タワレコの店員になるのが音楽オタクの中では憧れだったんだけど

みなさん今タワレコで就職したいですか?

 

これは、ある意味日本の縮図で結果がわかっててもギリギリまで誤魔化し続ける。

そういう所に足を踏み入れないためにも、広い観察力を持つべきです。

時代を読むって大げさな書き方をしましたが、

 

今からできることは、

色んな事象に対してWHY(何故、理由)なのかをリサーチして検証する癖をつけてください。(何故君の名はヒットしたか?何故〇〇君はモテるのか?何故公務員が安定の職なのか?なんでもok)

 


 

4.できない理由を考えるよりできる方法を考える(才能やアイデアを潰さない)

 

アメリカン・ドリーム土壌がある向こうの良いところは

(できない理由を考えるよりもできる方法を考える。)

そして導き出すところです。

 

例えば今、スマホの形状ってIphoneタイプがスタンダードです。

もしIphoneが存在してなかったら、BlackBerryタイプが主流だったと僕は予想しています。

iPhoneを作るには今までの携帯電話とは違い全くもって新しい生産ライン、パーツ、設計または熱意が必要だったのです(appleは当時ただのパソコンメーカーだった)。

技術的にはソニーならIphoneよりも優れたハードは簡単に作れそうだが、事実(いろんな理由で)作ることができなかった。(余談、アイボ復活したね)

*今見るとブラックベリーかわいいやん。

(時間があればジョブスの話をする)

 

 

ここで一つアメリカン・ドリームの話を

Erik Finman(エリックフィンマン)の話

   

2011年、彼は12歳の時に貯金していたお小遣い1,000ドルを元手に当時12ドルであったビットコインを購入し投資を始めた。彼は15歳の時、通っていた高校教師に「ドロップアウトしマクドナルドの店員にでもなれ」と言われ中退した。

2013年に1,200ドルとなったビットコインを売却し、100,000ドルを手にBotangleというオンラインレッスン起業を立ち上げた。

学校に不満を持つ生徒たちがオンラインチャットで授業を受けれるという仕組みだ。

後に彼はBotangleの売却を行う。

10万ドルもしくは200ビットコインで買い取るという投資家と合意し200BTCで売却を行った。当時のビットコイン価格は200ドルであった。その後、暗号通貨投資やNASAのロケットプロジェクトに参加したりとやりたいことをやりながら生活している。

彼は「私は学校を卒業し学位を得ることに全く価値を見出せません。単位の為にエッセイを書くことより、どうやって仕事を得るかなど、より大事なものを得ることができた。インターネット上にはあらゆる情報がありYouTubeやWikipediaなどで様々な教育を無料で受けることができる。」と語った。


 

この話は、一見宝くじ的ラッキー話なんですが、

 

僕が注目したいのは1000万円を元手にオンラインレッスンサイトの起業を成功させたという点

何の取り柄もなかった子が、1000万円で15歳の高校生がオンラインレッスンサービスを成功させたんですよ。

 

1000万円って現実的に結構大きいお金ですよね。実際1000万円使ったことありますか?

この先いつ1000万円を使う機会があると思います?(生徒に聞く)

 

こちらをご覧ください。

これに家賃光熱費

 

皆んなが今後大学に行くとしてかかる費用は

1000万近くいきます。

 

僕は大学に行く事を否定もしないし、寧ろ学びたい事があるなら惜しまずに学んだ方がいいと思います。

 

しかし、ネットではFラン大学の実態、ありえない講義の風景みたいな話もあります。

4年間遊ぶための期間に1000万円払っている学生も少なくはない。

少なくともここにいる君たちにはそうなって欲しくない。

例えばその1000万円で起業して必死に頑張ったとして大成功しなくても学ぶことは沢山あるでしょう。(ケーススタディで小規模のカフェを起業するのにかかる費用400万ー1000万)

何にどういう価値があるかは、自分次第です。

 

そろそろ時間なのでまとめます。

 

 

多様化する時代を生き抜く為に今すぐできる4つの事

 

1.英語(情報量を増やす)

2.ネットリテラシー(大事な情報を分析して活用する能力)

3.アウトラウド(発言は行動理念、未来の道しるべになる)

4.できない理由を考えるより、できる方法を考える(リスクを怖がずマネージメントする)

 

この先さらに時代は変わっていきます、まずそれに対応して、サバイブ生き残ること。

そしてより良い未来を作って行くのはあなた達です。僕は音楽を使って未来を伝えていきます。

この講座が微力でも皆さんの将来にプラスになると嬉しいです

 

長時間ありがとうございます。

 

(質疑応答)

 


 

長文にお付き合いありがとうございます。

一夜漬けで少し雑な内容なのですが、これを機に後輩たちが少しでも視野が広がって輝く未来を見てくれたらいいなぁ。

 

まちゃ氏でした。

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